2011年03月16日
カラオケ尺八修行 [ 尺八修行 ]
練習場所の確保に苦労している管楽器奏者も多いと思います。僕もずっと悩んでおり、ママの好意に甘えていつものカフェ・ブルージュを使わせて貰ったりもしましたが、現在は専らカラオケボックスを利用しています。
2009年8月に入会した会員カードは2度目の1000ポイントとなりました。系列飲食店の1万yenのお食事券と交換出来ます^^ 約1年半で243回の利用はちょっと多過ぎでしょうか?(笑)
投稿者 鈴木幻山 : 18:58 | コメント (5) | トラックバック
2010年12月13日
照れずに演奏する [ 尺八修行 ]
最近、全くジャンルの異なる2人のミュージシャンに「照れずに演奏しよう」と言われました。舞台の本番になると「間違えないようにキッチリ正確に...」と考えてしまいますが、それだけではイケないようです。
前回の舞台では、観に来て下さったお客様方から思いがけずお誉めの言葉を頂戴しました。独奏パートを照れずに気持ちを込めて、思いっきり吹いたのが良かったのだと思います。
また、終了後の懇親会では日本舞踊の先生方と色々お話しをさせて頂いて、舞台の上でお客様の反応をしっかり見ながら舞っていると伺い驚きました。僕にはまだまだそんな余裕はありません。
しかし、緊張してばかりの舞台から、一歩先が見えた気がします。
2010年08月27日
宮城会レッスン過程 [ 尺八修行 ]
今年から、三曲合奏については宮城会の野口先生の元で修行させて頂いております。半年強を経過し、「野口裕子社中レッスン過程」というプリントを頂戴しました。
宮城曲70曲と古曲55曲、現代曲9曲の曲名が記されており、各曲の学習を終えるごとに日付と確認印を貰います。この半年で4曲程度を学習しましたが、初めて「春の訪れ」に押印して頂きました。
励みになりますし、素直に嬉しいです。プリントを埋めるにはかなりの年月を要するでしょうが、頑張って修行します。と言いますか、僕の春よ早く訪れて下さい(笑)。
次は先生ご提案の「紅薔薇(紅そうび)」、学習にあたって初めて聴きましたが(汗)、華のある小曲ですね。この曲を選んで下さったのも嬉しかったりします^^;
2010年07月05日
尺八教習DVDのご紹介 [ 尺八修行 ]
先日のエントリーに記した「尺八ティーチングDVD」が到着しました。実際は注文してから1週間足らずで届いています。包みを開けるとこんな感じで、DVDとテキストの他、数冊のパンフレットやチラシ類も同封されていました。
「Kinko Shakuhachi for Beginners A Video Lesson in English - Volume 1」はその名のとおり初心者向けの内容で、基礎の解説や童謡等の演奏が収録されています。同Volume2となる「Kinko Shakuhachi & Jiuta Ensemble」は古曲の三曲合奏の解説で、楽曲の構成や演奏スタイルの説明が中心です。各曲の一部を演奏/解説しており、1曲を掘り下げて、というワケではありません。同Volume3「Kinko Shakuhachi Honkyoku」は古典本曲で、「一二三鉢返寿調」と「秋田菅垣」をじっくり解説しています。
そして「JAZZ SHAKUHACHI」ですが、とても興味深い内容でした。アドリブのアプローチとしてはペンタトニック中心で、複数のペンタを使い分けて演奏しています。音階については以前のエントリー「表吹きと裏吹き」で書いていますが、コレを楽曲中のコードに合わせてチェンジしていきます。この手法はフルートよりもむしろギターに近く、長くギターを弾いていた僕としてはかなりしっくりきます。
以前のジャズギター教本はスケール練習に終始しがちでしたが、最近はペンタから発展させる内容のものも多くなっています。僕も何冊か持っていますし。このDVDはまだ流して見ただけですが、ちょっと研究して自分なりにまとめてみたいですね。面白くなってきました!!! ^^
2010年06月13日
尺八ティーチングDVD発注 [ 尺八修行 ]
以前から、shakuhachi.comさんで紹介されているBruce Huebnerさんの「Shakuhachi Flute - Teaching Videos」が気になっていました。中でもJonathan Katzさんも参加されている「Jazz Shakuhachi」を見たいと思っていたものの、英語が苦手なので躊躇していましたが、意を決して注文しました。どうせなのでシリーズ4枚セットで購入です。
メールで連絡したところすぐにお返事を頂いて、「Hi Genzan-sensei,」から始まる文章にびっくりです(笑)。「2日前に日本からカリフォルニアに帰国して、滞在中は藤原道山さんと話しをしたよ」「あなたのブログを楽しく見たけど共通項があるね、ちょうど僕もMacBook Pro買ったし」「次回は日本で会えるよ、それともカリフォルニアに来てみる?」等、とっても楽しい内容でした^^
「カリフォルニアは遠いです」と言ったら「成田からたった8時間のフライトだよ」とお返事を頂きました。金銭的にはとても行けませんが(笑)。でも、ご担当のモンティさんとは本当に近い将来会えそうな気がします。DVDが届くのも楽しみですが、こういうやり取りが出来てちょっと嬉しくなりました^^
2010年03月12日
東北支部総会開催 [ 尺八修行 ]
先日、秋田県生涯学習センターにて、日本尺八連盟の東北支部総会が開催されました。事業や収支についての報告が主ですが、僕の役員への追加推薦が承認され幹事になりました。
とはいえ、役員改選時期ではないため「役員心得」扱いで、まぁ見習いと言ったところでしょうか(笑)。責任ある立場になったので、気を引き締めて頑張りたいと思います。
2010年02月16日
三曲の学習環境が変わる [ 尺八修行 ]
一昨年、師範試験に合格してから何となくですが師匠と相談していたのは、三曲合奏のお稽古についてです。「もう、お箏の先生の元で指導して貰う時期になっているから」、と言われていました。
そして昨年末、生田流箏曲宮城会の野口裕子先生にお稽古を付けて頂くようお願いしたところご快諾下さり、今年から三曲については田中寒山師匠の手を離れるコトになります。本曲等については今までどおりですが。
7年前に東京から地元に帰って来てから、野口先生とはコレまでも多くの合奏の機会がありました。偶然にも在京時代の師匠と懇意だと伺った時は驚いたものです。不思議な縁を感じずにはいられませんでした。
東京での師匠である石倉光山先生とは最近なかなかお会い出来ませんが、たまにメール等でアドバイスを請います。また、僕の尺八はお父上でおられる石倉央山銘で、何かとお世話になっています。
そんな石倉先生演奏の「希望の朝(作曲:宮城道雄)」がYouTubeにアップされているのを最近知りました。野口先生が敬愛する音色です。僕はまだまだ遠く及びません... コレは凄い...。
投稿者 鈴木幻山 : 22:05 | コメント (2) | トラックバック
2009年12月02日
女性尺八奏者 [ 尺八修行 ]
日本尺八連盟の会報、最新版No.167が届きました。今号は、先日秋田市で行われた、東北支部主催の准師範資格検定試験の合格発表が掲載されています。結果としては首席/次席を他県支部からの受験者が占め、実質秋田支部と言える東北支部勢は以下に続く、となりました。東北支部員の僕としては少々寂しいです。
同号には東京で行われた師範/准師範試験の結果も掲載されていますが、師範試験の首席はお若い女性でした。この傾向は最近著しく、資格検定試験では女性がほぼトップを取ります。僕の師範試験の時も、準師範の首席は女性でしたし。
実は我らが寒山会は女性の比率が高いです。僕が入門後、新たに入会したのは女性しか居ません。そして僕の現代尺八研究会で、最初のお弟子さんとなったのはお若い女性です^^ ウーマンパワー強いです。と言いますか、実は女性のが向いているのかもしれませんね、唇が柔らかいと良い音が鳴らせるのかも^^;
投稿者 鈴木幻山 : 21:25 | コメント (2) | トラックバック
2009年09月16日
カラオケボックスにて [ 尺八修行 ・尺八教室 ]
最近、日々の練習には専らカラオケボックスを使っています。近所のお店の場合1人で1時間の利用で、ワンドリンク付きの350yenです。2人でも計400yenなので先日、生徒さんのレッスンでも使いました。
タバコの臭いが染み付いているのが難点で、前のお客さん次第では更に残り香がキツい時もありますが、まー仕方ありません。気兼ねなく使える空間は、とても有り難いものです^^
2008年12月18日
六寸管を新調 [ 尺八修行 ]
いつものカフェ・ブルージュには一尺八寸のプラ管「悠」を常備させて頂いています。まぁ、勝手に置いているだけですが(笑)。しかし六寸管が必要な場面も多いので、新調するコトにしました。
鯛山房さんに上級管をオーダーしようと連絡したら、数日後に4本お送り頂きました。今回は初めて社外スタッフさんの竹ばかりだったのですが、どれも素晴らしい出来です。迷った挙げ句「拙外」銘の尺八を選択しました。
価格は10万円ちょっとですが、外観も性能も大満足です^^ 寒山師匠にも言われましたが、新しい楽器を持つとモチベーションが上がりますね(笑)、頑張って練習します。。。
2008年09月04日
山号決定 [ 尺八修行 ]
ようやく師範となり、今までの竹号「寒幻」から山号へと変わります。自分で選んで構わないのですが、師匠と相談しつつ悩んだ結果...
鈴木幻山(すずきげんざん)
に決めました。「幻」は何気にお気に入りの漢字でしたし、自分らしい名前だと思います。寒幻改め幻山を、今後ともよろしくお願い致します m(_ _)m
投稿者 鈴木幻山 : 17:25 | コメント (2) | トラックバック
2008年08月26日
師範試験の結果 [ 尺八ニュース ・尺八修行 ]
日本尺八連盟、平成20年度の東京での師範試験に臨みました。結果から書きますが...
首席合格!!!
です、11名中の一等賞というコトで表彰して頂きました^^v 3年前の準師範試験が2位で悔しかった思いと、恐らく受験者の中で1番若いであろうから1位を取らないと格好が悪いとか(笑)、沢山のプレッシャーを感じていた3ヶ月間でしたが、取るべくして取った首席です。ホントに嬉しいです!!!
課題曲が決まってからの1ヶ月間は、ほぼ毎日田中寒山師よりお稽古して頂きました。そして、空いている時間はいつものカフェ・ブルージュを練習場として使わせて頂きました(ママさんありがとうございます)。また、僕を後押しするよう風が吹いていたようにも思います。
課題曲となる本曲の「岩清水」は師匠がコンクールで優勝した曲であり、細部に渡って丁寧にご指導頂きました。正直言って古曲と手事は苦手でしたし成績は悪かったハズですが、本曲を自信を持って悠々と吹けたのが好結果に繋がったと確信します。
また、新曲と現代曲は選択制で、当初は難曲「萌春」を選ぶ理由がないのでは? という考えがあり、事実11名中10人が「漁村の曙」を選択している中、僕だけが萌春を吹奏しました。清絃会のお嬢様との合奏練習の経験があり(ありがとうございます)、好きな曲でもあるので思いっきり楽しんで吹けました。
試験前日は、音出し出来る場をお借りしようと、製管師の石倉央山師のお稽古場で最終調整させて頂く... どころか熱心にご指導頂き(ありがとうございます)、万全の状態で試験に臨むコトが出来ました。沢山の方々のご支援を頂き、最高の結果を得られたと思います。
最後になりますが、我が師匠田中寒山と、僕が本格的に尺八を始めるきっかけとなり、ご指導頂いた石倉光山師と、僕の拙い疑問質問に対してココ数年間ご丁寧に教授頂いた飯吉翔山師、前年の主席合格者であり同郷ご出身で、当日会場まで出向いて頂き僕の合格をお祝いして下さった高橋湊山さん、東京滞在の面倒を見て下さった川上夫妻と愉快な仲間達(笑)と応援してくださった皆様、そして天国から見守ってくれたであろう祖父の民謡尺八鈴木為五郎に、心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました!!! m(_ _)m
投稿者 鈴木幻山 : 14:17 | コメント (7) | トラックバック
2008年07月30日
師範試験へ向け [ 尺八修行 ]
準師範免状の取得からようやく満3年が経ち、師範試験の受験資格を得ました。僕のブログは尺八とは無縁の方々にもお越し頂いているようなのでご説明致しますが、僕の所属する流派「都山流」では、入門してから準師範までは師匠の名前から1文字頂いて竹号(芸名)を決めます。僕の場合は田中寒山師から「寒」の字を頂いて「寒幻」としました。
しかし師範になると、今度は流祖「中尾都山」から「山」の字を頂きます。僕も師匠同様「〜山」になるワケで、尺八吹きにとって、師範免状というのはかなり特別なものと言えるでしょう。この名前は余程のコトがない限り、今後一生変わるコトはありません。そんな師範試験の課題曲が決まりました...
本曲:岩清水(作曲:中尾都山)
歌物:松竹梅(作曲:三ツ橋勾当)
手事:七小町(作曲:光崎検校)
新曲:漁村の曙(作曲:宮城道雄)
現代曲:萌春(作曲:長沢勝俊)
ヤバいス...。岩清水は我が師田中寒山が尺八コンクールで優勝した曲です。師匠の得意中の得意で十八番の曲であり、弟子として無様な演奏は絶対に出来ません。萌春はココ数ヶ月練習していた曲で、候補にあるのは判っていましたが、まさか課題曲に決定するとは... という感じです。
プレッシャーに弱く肝心な時にズッコケる僕なので(汗)、まずは合格すれば良しという気持ちでいようと思いますが、今までに沢山の方々との素晴らしい出会いがあり、沢山のご期待を頂戴しているのも理解しています。コレから1ヶ月足らずですが、最高の結果が得られるよう真剣に向かってみようと思います。
投稿者 鈴木幻山 : 22:32 | コメント (2) | トラックバック
2008年05月12日
新たな合奏練習 [ 尺八修行 ]
今年に入り、生田流箏曲清絃会さんに所属のお嬢様から、「現代曲の合奏練習をお願いします」というお申し出を頂いていました。勿論断る理由はありませんし、自分の技量で大丈夫なのかという不安が多少ありましたが、ウチの師匠は「良かったじゃないか、頑張りなさい」と仰いましたし、先方のお師匠様にも承認して頂いたようでした。
そして昨日、初めての合奏練習です。会場は紆余曲折ありましたが(謎)、いつものカフェ・ブルージュをお借りしました。早めに入ってウォーミングアップしたら、無人のブルージュの音響がとても良くて、悦に入って本曲やら独りでいろいろ吹いて喜んでいました。
そして彼女がご到着、すぐにセッティングして頂いて合奏練習スタートです。一緒に音出しした瞬間に「ヤバい」と思いました。お箏の音が立っている、すげ〜いい音色、半端ないです。負けじと頑張ったら力んでしまって逆に僕は鳴らない悪循環。課題曲は...
・絵夢(作曲:栗林秀明)
・春の夜(作曲:宮城道雄)
・朱へ(作曲:沢井比河流)
で、「絵夢」だけは練習していたのでなんとかそこそこ、「春の夜」は6月の津村先生の演奏会のためにいろいろタイミングを確認させて頂き(ありがとうございます)、「朱へ」は予習しなかったので初見で吹いて撃沈(汗)、でも楽しませて頂きました。あっと言う間の3時間です。
しかし課題は多いです。素吹きではそこそこいい音が出るものの、いざ合奏では上手く鳴らせません。でも師範試験を控えたこの時期に、こういう経験を得られるのは貴重だと思いました。コレ、絶対に身になります。有り難いコトに今後も継続して練習して頂けそうですし、モチベーションが高まりました^^
終わってブルージュで昼下がりのビール(笑)。美味しかったですよ^^
投稿者 鈴木幻山 : 11:18 | コメント (2) | トラックバック
2007年10月31日
リハーサルと、また... [ 尺八修行 ]
先日、11月23日に開催される「古典芸能のつどい」のリハーサルがありました。今回は我らが寒山会は都山流本曲「岩清水(作曲:中尾都山)」を演奏しますが、宮城会さんの「編曲八千代獅子(作曲:宮城道雄)」にも参加というコトで、まずは野口社中の皆様と最初のリハーサルとなりました。
入院というコトで心配していた師匠も無事復帰を果たし、寒山会門下3名で今回の合奏練習を終え、後はコレから2回のリハを経て本番に向かう... という予定だったのですが、今度は別のお弟子さんが体調を崩して脱落してしまいました。本番は師匠と2人、というコトになりそうです。
この舞台は純邦楽と日本舞踊の各会派が出演しますが、プログラムが届いてみたら今回の尺八は我らが寒山会だけです。またしてもえらいプレッシャーの掛かる状況となりました(汗)。師匠は例によって「恥掛け〜〜〜 わっはっは!!!(笑)」という感じで困ったものですが、歯を食いしばって頑張ります!!!^^
2007年10月04日
師、病に伏す [ 尺八修行 ]
突然「今週の稽古を延期したい」と言われたりして、おかしいなと思っていたのですが、師匠の田中寒山先生が入院してしまいました。
毎年この時期に開催される宮城会さんとのお茶会/勉強会も延期となりましたが、来月には秋田市文化団体連盟主催の演奏会「秋田市芸術祭」が控えているので、しっかり治してお帰り頂きたいです。
師匠の早期回復を祈りつつ、稽古に励みます。
2007年07月31日
ビデオ通信お稽古 [ 尺八修行 ]
Macで使えるWebカメラは限られるのですが、プリンストンテクノロジー社の「PWC-130IS」を導入しました。正式にMac対応を謳っている数少ない製品で、僕の環境でも無事動作しました。 しかし、先方のWinとの接続テストがどうにも上手くいきません。音声は問題ないのですが、Win→Macに画像が届かないのです。僕の周りには他にビデオ通信をやっている人がいないので、検証もままなりません。 ただ、この問題をクリアできたら、ある程度使えそうな感じはしました。多少の遅延と時々若干のノイズがあるものの、音声通話は良好でストレスがありません。折角なのでいろいろ質問させて頂きました(ありがとうございます)。 ネットで原因を調べていたら、Mac版skypeにはこんな恐ろしいお話しもあるようですが(マジですか!?)、またテストさせて頂きたいと思います。 |
2007年05月18日
2度目のラジオ番組出演 [ 尺八修行 ]
昨日、民謡歌手小野花子さんのABS秋田放送ラジオ番組「花ちゃんの民謡は日本一」の唄録りと収録に参加しました。正確には唄録りは見学だけでしたが、今年の2月に続いて2度目のラジオ番組出演です。オンエアは20日(日)の午前11時から。
民謡尺八はまだまだ録音に堪えるほど上達しておらず、邪魔になるのも申し訳ないので、菅原五郎先生に遠慮しようかとお電話を入れたら「見るのも勉強です」と仰って頂き、お言葉に甘えてじっくり見学しました。
実は内心、来月開催される秋田県三曲連盟40周年記念「三曲演奏会」の宣伝をしたいと思っていて(汗)、担当の越前屋ディレクターにチケット提供の申し出をしたらご許可を貰ったので、プレゼントコーナーで紹介させて頂きました。ジャンルが違いますから応募がどれくらいあるのか少々心配ですが(笑)。
終わってからの打ち上げでは、小野花子先生の隣の席に着くコトになり、たっぷりお話しさせて頂きました。次回の唄録りは8月ですが、先生に「次は吹きます」と言ったところ、「ならばアタシが唄うから」と仰って頂きました。僕の民謡尺八デビューは、民謡日本一の小野花子さんの伴奏というコトになりそうです^^
2007年04月19日
表吹きと裏吹き [ 尺八修行 ・尺八楽理 ]
菅原五郎先生に民謡尺八の基本を教わり、とりあえず「都山流尺八民謡集(上巻)」を購入しお稽古しています。まずは「ドンパン節」をちょっと練習し、課題曲として「秋田船方節を演りましょう」と言い渡されました。同曲は上巻に含まれていないので、結局「中巻」と「下巻」も購入です。
そのつもりで練習していたのですが、「小野花子さんに船方節はまだ早いと言われてしまって...」とのコト。確かに繰り返しが少なく、唄と尺八がピッタリ合うタイプの曲ではないので、難しいとは思っていました。しかし、それより驚いたのが、先生方お二人で僕の民謡修行について話しをしたり気に掛けて貰っていた、というコトです。本当に有り難いお話し。結局当面は「生保内節」や「長者の山」あたりを練習するコトになりました。
さて、都山流尺八民謡集に「表吹き」と「裏吹き」の解説があります。通常使われる陽旋法の「ロツレチハ」音階の他に五度下の「チハロつレ」音階等を使うコトができるというものですが(表記は「ウェブ尺八記譜法」による)、尺八の長さが合わない場合の緊急用だと思い込み、別に気にしていませんでした。しかし先生に、「裏吹きというのがあって、男性の唄と合わせる場合は殆どそっちを使います」と言われて大慌て。結構大変ですね、民謡尺八は甘くないです(汗)。
関連:
尺八の音階を考える
続・尺八の音階を考える
2007年04月12日
楽器が暖まらない [ 尺八修行 ]
先日、久しぶりにお会いした兄弟子の前で音出しをしたら、「アレ? 尺八替えた?」と言われました。音が変わったというコトらしいのです。まぁ、確かに自分でも半年前とはちょっと違ってきてるなとは思いますが、一番変化を感じるのは、「何故か最近尺八が暖まらない」というコトです。
以前は吹き始めに歌口付近が熱くなって露が付き、露切りで拭き拭きしながらウォーミングアップをして楽器全体が暖まるのを待つ、という感じでしたが、2ヶ月くらい前から最初に中継ぎ部分が暖まるようになりました。そして現在は殆ど尺八が暖まりません。
おそらく歌口のエッジを境に管内に入る息が減ったのだと思いますし、「外吹き」や「内吹き」の理屈で言う「息の偏り」から考えると良い方向なのでしょう。しかし、より強く息を入れようとするとある段階から途端に音色が弱くなります。
最近、音色に対する理想が見えてきたのですが、それが見えたぶん現状に満足できず、悶々とする日々です。
2007年03月11日
ブルージュ再デビュー!!! [ 尺八修行 ]
少々思うところがあり(謎)、ここ最近はカフェ・ブルージュでのセッションを控えていました。「Jazzの曲を尺八で吹くのは簡単だけど、尺八でJazzを演るのは難しい」。この現実に気付いたからでもあります(今更?)。
ところが、前回のブルージュライブを観に行ったら、エリック・クラプトンの名曲「Change The World」をJazzアレンジで演奏しており、キーを尋ねたらFで(オリジナルはE)、Fなら昨年秋に購入した7孔でピッタリなので、沸々と演奏意欲が湧いてきました。
尺八Jazzの方法論に僕なりの答えが出つつあり(後日エントリーします)、そろそろ実践していきたいと思います。かなり険しい道のりですが(笑)。
昨夜、久しぶりに楽器をブルージュに持ち込み、ママのピアノと音合わせをしました。尺八Jazz、結構イケます。その後、居酒屋に移動して美味しいお酒を呑み、店主さんに促され、調子に乗って尺八を吹きました。
いろいろ演奏したのですが、一番盛り上がったのが演歌「北国の春」で、みんなで大合唱です。尺八Jazzの道のりはホントに険しい(汁)。僕の向かう道が迷路に思えた一晩でした(笑)。
2007年02月23日
祝 ラジオ番組初出演!? [ 尺八修行 ]
実は以前から、民謡尺八も勉強したいと思っていました。そもそも僕が尺八を吹いたのは、民謡尺八をやっていた祖父に習ったのが最初です。当時僕はまだ小学生で、祖父が口を付けたものに自分の口を付けるのがとってもイヤで(笑)、結局音が出た程度の段階で終わりました。今にして思うと勿体ないコトをしましたね。
そして最近ひょんなコトから、秋田出身の有名民謡歌手「小野花子」さんのお嬢さんとお知り合いになり、ダメ元で「お母さんから民謡尺八の先生をご紹介頂けないか?」とお願いしてみました。その結果、今週小野先生ご本人から直接お電話を頂戴し(汗)、「私と一緒にラジオで演っている尺八の先生から習うといい」と仰って頂き、「収録があるから尺八持っておいでなさい、ディレクターにも紹介するから」とお誘い頂きました(大汗)。
僕としては、「民謡をやっているおじいちゃんに習いに行ってレパートリーを広げたい」程度のイメージでしたが、なんだか話しが大事になっています。しかし、この流れはもう止められず(笑)、ABS秋田放送のラジオ番組「花ちゃんの民謡は日本一」の収録スタジオにお伺いしました。
コンソールルームに通されると、ちょうどパーソナリティの「菅原五郎」さんが唄録りで尺八を吹いている真っ最中で、民謡特有の手の入れ方に見入ってしまいました。その後スタジオ内に案内され、しばし演奏を見学させて頂きました。驚いたのは、演奏者15~6名の内、半数以上が僕と同世代以下だったコトです。菅原先生と交代で尺八を吹いていたのはこの春に大学を卒業なさる方でしたし、演奏の雰囲気が若々しく華やか。もっとご年配の方々ばかりだと思っていました。それにしても皆さんお上手で、リハーサルもそこそこに、一発録りでどんどん収録が進んでいきます。
唄録りが終わると、小野先生に菅原先生をご紹介して貰い、お稽古を快諾して頂きました。軽く音出しをして音色をご確認して頂いたのですが、一応合格だったようです。しっかし、えらい緊張しました...(笑)。その後、番組の収録の準備が始まり、見学しようか挨拶して帰ろうか迷っていたところ、「鈴木さんも入って!!! こっちこっち!!!」とのお声が!!!(滝汗)
自己紹介とか見学の感想とか喋ったのですが、あまりよく覚えていません(笑)。ただ、自己紹介の後、先生方に「あの鈴木為五郎さんのお孫さんです」とご紹介頂きました。はい、僕の祖父はその道で地元では結構有名だったんですよね、テレビ出演したコトもありましたし。祖父についてはそのうちエントリーしてみたいと思います。
というワケで、民謡尺八の修行もスタートです。この日、家に帰ると、祖父の遺影がほんの少し微笑んでいる気がしました^^
2006年06月22日
秋田県三曲連盟40周年 [ 尺八修行 ]
来年は秋田県三曲連盟の40周年にあたるそうです。6月にそれを記念するイベントがあり、実行委員としての役割を与えられた他、舞台演奏の出演を推薦して頂きました。
各会派の先生方を前に、尺八*2、絃方*4くらいでの演奏になるらしく、プレッシャーはかなりのものになりそうです。またもや試練が(笑)。
それにしても1年も前から準備するんですね、気が早いと思うのですがそれで普通なのでしょうか。まぁ、こういう形で参加できるのは光栄なコトですね^^
2006年04月17日
リハーサル三昧 [ 尺八修行 ]
前の週末土曜日は、4月23日(日)みずほ苑の「おさらい会」、5月20日(土)遊学舎の「邦楽ミニコンサート」、6月4日(日)文化会館の「三曲演奏会」、以上3つの演奏会のリハーサルがありました。覚えなければならない曲が多くて大変です。
次の日曜日が本番ですし、他にも5月は日本尺八連盟東北支部の総会/勉強会があり、6月は中学校での邦楽教室でお手伝いを依頼されています。ええ、遂に僕にも学校での演奏依頼が届きました。頑張って努めたいと思います。
それにしても、このブログを始めて1年少々ですが、我ながら充実した活動が出来ているなと思いますし、それは沢山の人々に支えて頂いているからです。不躾な言動でお叱りを頂くコトが少なくない僕ですが、感謝の気持ちを忘れずに修行を続けていきたいと思います。
2006年02月26日
続・おさらい会での合奏依頼 [ 尺八修行 ]
清絃会さんの工藤先生より、4月に開催する「おさらい会」の合奏曲についてご連絡を頂きました。演奏する曲は...
・小鳥の歌(作曲:宮城道雄)
・時間∞旅行(作曲:吉崎克彦)
の2曲です。宮城曲は師匠が得意としており、「小鳥の歌」はしっかりレッスンして頂けますが、「時間∞旅行」は自分で頑張らなければいけません。でもちょっと難しそうですね、CDを注文しないとまずいでしょう。
まぁ、曲の流れさえ掴めればそれほど難しくないと思いますし、譜面の感じからして、合奏は面白いんじゃないかとも思います。リハーサルの機会がどの程度あるかわかりませんが、しっかり詰めて良い演奏をしたいです。
それと友人が「お花見で歌を詠もう!!!」という謎のイベントを計画しており、演出として尺八の演奏を依頼されました(笑)。「春の海とか演って!!!」と言われたので、練習しなければなりません。普通に公園でやるらしいですし、恐らくかなり目立つので(汁)、コチラもホンキで取り組まないとヤバいです。
スケジュールはキツいですが、なんとか頑張りたいと思います。
2006年02月19日
おさらい会での合奏依頼 [ 尺八修行 ]
いつもお世話になっている邦楽器専門店「梅屋楽器店」さんより突然、「清絃会さんから、4月に開催するおさらい会で尺八を吹いて下さる方を探して欲しいとご依頼があり、鈴木さんをご紹介したいと思うのですが...」とご連絡を頂きました。
ビックリです。僕でいいの!? という感じでしたし、まずは冷静に「僕自身はお引き受けしたいと思いますが、僕の一存では決められません。お手数ですが師匠にご連絡頂いて、鈴木なら出来るとご判断下さるのなら、是非演らせて頂きたい。」とお応えしました。普段は「とりあえず引き受けて、どうやってこなすかは後から考える」という性格なのですが、さすがにコレは安請け合いできません。
もっとも、師匠の性格からして「うほっ!!! いいぞ、演れ演れ!!! わっはっは!!!」という高笑いが聞こえて来そうでしたし、案の定すぐに再度のご依頼を頂きました(笑)。いよいよ僕の元にもこういうお話しが届くようになったのかと感慨ひとしおだったのですが、先方のご依頼は「若手の演奏会なので、尺八も若手の方を...」という内容だったらしく、単純に年齢で選ばれたようです(笑)。
そして詳しいお話しを伺ったところ、20名近くの若手のお嬢様方と、新曲を中心に僕は3曲程度の合奏で、尺八は僕一人とのコト。いや、まてコレ、男性は僕一人というコトではないですか!!! 想像するだけで歓喜のあまりに胸が... いえ、緊張のあまりに手が震えそうです(汁)。コレは過去最大の試練かもしれません。
まぁ、今年も尺八の神様は僕の背中を押してくれるようです^^
2006年02月09日
合奏練習他 [ 尺八修行 ]
先週末の2月4日(土)に、師匠のお稽古場にてお箏との合奏練習会がありました。絃方はNHKオーディションにも合格なさっている大ベテランの津村先生です。課題曲は...
・春の夜(作曲:宮城道雄)
・虫の武蔵野(作曲:宮城道雄)
でした。2〜3人の小グループに別れて順番に合奏しましたが、「春の夜」は合わせるのがとにかく難しい。タイミングが掴めずしどろもどろの演奏でしたが、上手く先生が合わせて下さり、丁寧にご指導頂きました。
「虫の武蔵野」は多少合奏しやすいものの、テンポの変化をモノにするにはまだまだ練習が必要ですね。演っていて面白い曲ですし、なんとか頑張って形にしたいと思います。
週明けからは師匠の個人レッスンが2回あり、来月の秋田赤十字病院「ロビーコンサート」に向けた特訓が始まりました。他のお弟子さんよりも一歩踏み込んだ内容となり、レベルの高い演奏を要求されています。
師匠や周囲のご期待に応えられるよう頑張りたいと思います。
2006年01月27日
これからの修行予定 [ 尺八修行 ]
今年初の大演奏会も無事終了し一息つきましたが、早速次の課題を言い渡されました。まずは2月12日(日)に催される生田流箏曲清絃会さんの「免許授与式/新年会(一般非公開)」にて...
・祝の曲(作曲:筑紫歌都子)
です。尺八は6寸管、昨年末に購入した竹のお披露目になるので凄く楽しみですね。そして3月23日(木)は秋田赤十字病院の「ロビーコンサート(一般公開)」で演奏しますが、新たに...
・虫の武蔵野(作曲:宮城道雄)
を練習しなければなりません。この曲は長い、とにかく長い(汗)。途中休みがなく、ひたすら吹き続ける曲は凄く苦手です。楽曲としては面白いし練習にもなりますが、バテますね(笑)。まぁ、コレも修行ですからしっかり練習して務めたいと思います。
2005年12月28日
オーダーの六寸管到着 [ 尺八修行 ]
今年の夏に準師範を取ると決めて、一尺六寸管が必要となりました。結果、試験では不要でしたが、今後の修行では必須です。在京時代の師匠である石倉光山先生のお父様、央山先生にオーダーしていました。
受験で上京した時に先生の教室を訪ねて何本か試し、全て標準レベル以上の竹でしたが、八寸感と六寸管は妥協のない楽器を所有したく、その場ではキャンセルしました。非常に申し訳なかったのですが...。
そしてその央山先生より遂にご連絡頂きました。曰く「この竹はあなた以外に渡したくありません」。送って頂いて試奏しました、もうこの楽器は僕のもの(笑)。僕の武器になります、コレ。
宮城曲や新曲を学ぶコトが多くなりそうなので、相性の良い六寸管を得られたのは凄く嬉しいです。コチラは気候的に厳しいのでデリケートな扱いをしなければなりませんが、明日から吹きまくります。
そして、本格的に尺八を学ぶ場合に必要とされる、六寸管、八寸管、二尺四寸管が年内に揃ってしまいました。いろいろアドバイス頂いた師匠と演歌党の先輩方、応援して下さった方々、感謝します。
おそらくこのエントリーで今年はお終いです。来年もよろしくお願いいたします、皆様良いお年を m(_ _)m
2005年11月09日
長管を持ちたい [ 尺八修行 ]
10月26日のエントリー「これから一年の課題曲」では多くのコメントをお寄せ頂きました。とても勉強になりましたし、より一層修行に励みたいと思います。皆様ありがとうございました。
その中で、尺八演歌党の先輩、笛吹童子さんより「一ヶ月くらい童謡・歌謡曲等の短い曲を2尺3寸管で練習すると、後に本曲を吹く時8寸管が楽に吹け息持ちが良くなりますよ」とアドバイスを頂きました。
長管を手に入れるのはかなり先になると思っていましたが、本日師匠の稽古場に行ったところ、テーブルの上にその2尺3寸管がありました(笑)。試しに吹かせて欲しいなぁ... とか思っていたら...
「鈴木君、キミにこの長管預けるから。コレ鳴らせるようになると、8寸管ももっとしっかり鳴らせるようになるよ。だからコレで練習しなさい。」と、驚愕のお言葉を頂きました(@@
気付いたら手元に仙山銘の2尺3寸管があります。しかもかなり高価な竹だと思われます。尺八の神様は僕により一層の修行をさせて下さるみたいです(笑)。凄く嬉しい、吹きまくります!!!^^
【追記】
1日で効果覿面です。良い時と悪い時の差がとても大きかったのですが、8寸管を安定して鳴らせるようになってきました。指孔の間隔に戸惑いを感じるものの、こんなに楽に鳴らせるものかと思います^^
2005年10月26日
これから一年の課題曲 [ 尺八修行 ]
師匠より、今後一年間で勉強する曲をご提示頂きました。
・乱輪舌(作曲:八橋検校)
・朝風(作曲:中尾都山)
・木枯(作曲:中尾都山)
・虫の武蔵野(作曲:宮城道雄)
・比良(作曲:宮城道雄)
・こほろぎ(作曲:宮城道雄)
一年で以上の曲を学び、更に演奏会での曲を憶えるとなると、月1曲ペースです(汗)。我らが寒山会は宮城会さんとの合奏が多いので、宮城曲を多く練習するコトになりますが、まずは「乱輪舌」からお稽古が始まりました。
この曲は7月に発売された藤原道山先生のアルバム「壱」に収録されていますから、聴きながら練習できると思いきや、なんと2尺3寸管での演奏です。でも、そんな時にはこのソフト。
・Amazing Slow Downer(Roni Music)
再生速度を維持しながらピッチ(音程/キー)を変えられますし、ピッチを維持したまま再生速度の変更も可能です。勿論、両方同時にリアルタイムでパラメータを変更できますから、楽器の練習にはもってこいなんですよ。是非お試し下さい^^ で、問い...
・乱輪舌を2尺3寸管で演奏する場合の、箏の調子を答えよ
うぅぅ... 準師範取ったときに学理を勉強したハズなのですが、コレさっぱり判りません(汁)。ダメだなぁ、僕(泣)。
2005年10月13日
看板到着 [ 尺八修行 ]
師匠より看板(この言い方間違っている気がします...)をお渡し頂きました。立派なもので、改めて身が引き締まる思いです。
師匠には「まず準師範、3年後に師範、そして大師範、竹師大師範まで4つ並べなきゃダメだ」と言われました。かなり険しい道のりです(汗)。
免状も届いていたのですが、そちらは11月5日に開催される宮城会さんとのお茶会/演奏会/親睦会で授与の場を設けて頂くお計らいとなりました。
師匠、お気遣いありがとうございます。僕はそのご期待に応えなければなりません。
2005年09月29日
カルチャースクール卒業 [ 尺八修行 ]
これまで月2回通っていたカルチャースクール尺八講座を卒業、と言いますか退学しました。来月からは師匠の直門として月4回の個人レッスンを受けます。
本曲をものにしたいと考えていましたが、「まずは新曲で楽しませてやるよ」と言われましたし、まぁ、あまり力まずに修行を進めたいと思います。
というワケで昨夜は独りで卒業式(笑)。会場は地元ヤマハ音楽教室のドラム講師、オグチ先生が経営するバーです。この先生、先日はこんなイベントにもご出演されたバリバリのプレイヤーで、地元ミュージシャンのアニキ的な存在でもあります。
軽く呑むだけのつもりだったのですが、いきなり先生のパーカッションと合奏が始まりました(汗)。軽く3〜4曲演奏しましたが、やはり上手い人とのセッションは楽しいです。心地よいリズムに乗り、ひたすら音だけに集中する... 至福の一時でした。
2005年08月21日
準師範試験を受験 [ 尺八修行 ]
遂に本番、日本尺八連盟準師範試験を受験してきました。結果から書きますが...
次席合格!!!
です、2等賞(汗)。残念ながら主席は逃しましたものの、まぁ、いい結果でしょう。
吹奏については6月から田中寒山師匠に特訓して貰いましたが、学理はこの2日間、石倉光山先生のお父上である石倉央山先生より急遽ご指導頂きました。学理でしっかり点数を稼げていれば、という思いはありますし、央山先生にも「もっと時間を用意できたらなぁ...」と仰って頂きましたが、お忙しい中お時間を割いて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
尺八はしっかり鳴ってくれました。演歌党党首殿と石倉光山先生のレッスンを受講してから、周りの人にも「良く鳴るようになってきてるよ」と言われたりするので、あまり不安は感じていませんでしたが、初っぱなの手事は緊張で大失敗(汁)、唄物、本曲はそこそこ出来た気がしています。
定期的に尺八教室に通うようになってまだ1年足らずですが、多くの素晴らしい先生方との出会いに恵まれ、結果を出せたと思っています。この場を借りて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
追記:
当日福岡は博多にて都山流尺八学会準師範試験を受けたhuefukiさんのエントリーが公開されました。悔いの残る結果だったみたいですが、僕も師範試験に向けて頑張りたいと思っています。huefukiさん、お疲れ様でした。
2005年08月11日
東京でも尺八三昧 [ 尺八修行 ]
今月は準師範試験があるため、連日師匠から特訓を受けるはずでしたが、どうしても外せない用事が発生したので東京へ行って来ました。しかし、修行のチャンスでもあります。
まずは尺八演歌党党首殿の個人レッスンを受講です。音出しの基礎から丹念にご指導頂き、効率の良い吹き方が判ってきました。音色のためのいろいろな要素をお教え下さり、イメージが出来そうなので、なんとか固めていきたいと思います。
それから中一日で石倉光山先生の教室へ。相変わらずの図太い音色は、尺八を知れば知る程その凄さが判ってきます。秋田でも良い音で有名な先生なのに、尺八番付に載っていないのが不思議ですが。
そして翌日は屋形船。吹きまくりました!!! でも、あまり記憶がありません(汗)。プラ管悠が大人気で、なかなか僕の手元に帰って来なかったりもしました(笑)。とても楽しかったです。
2005年07月19日
準師範試験の課題曲決定 [ 尺八修行 ]
いよいよ日本尺八連盟準師範試験の1ヶ月前となり、課題曲が決まりました。
・本曲:峰の月(作曲:中尾都山)
・唄物:まゝの川(作曲:菊岡検校)
・手事:夜々の星(作曲:光崎検校)
・唱譜:朝の海(作曲:中尾都山)
何気に師匠の予想が半分当たったし、何か嬉しい選曲です(笑)。現在の師匠「田中寒山」先生は、前の人間国宝「島原帆山」先生の元に通われていたので、直伝の本曲演奏については盗めるだけ盗もうと思っているのですが、「峰の月」は好きな曲だしこの機会にしっかり勉強したい。
そういえば、7月27日に発売の藤原道山先生の新譜「壱」に、この峰の月が収録されているんですね。購入するつもりですが、試聴してみると「鶴の巣籠」はリバーブが多過ぎる気がします。本曲はこういうミックスなのでしょうか、ちょっと残念(追記:当該サイトのローマ字おかしくてバカっぽいなぁ)。
禁煙は継続中です。お酒を呑むと辛くなりますが、普段はもう平気。頑張ります。
2005年06月25日
メリ吹きへの挑戦 [ 尺八修行 ]
会う人会う人に「尺八立ってますね」と言われ(苦笑)、吹き方を変えました。「田中寒山」師匠にも相談してご指導頂いたのが6月19日の演奏会の5日前。「吹き方や音については準師範を取ってから考えていきなさい。今はそのままでいいから」とも言われたのですが、一旦変えたらもう戻せません。
おかげで現在絶不調です(泣)。いつものカフェ・ブルージュで近々演奏する羽目になりそうな曲が...
・ウェーブ(作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン)
・リベルタンゴ(作曲:ピアソラ)
水曜日にちょっとだけリハしましたが、とにかくピアノとピッチが合わないのです。素吹きでは正しい律で吹けますが、ちょっと力むともうダメ、ボロボロです。まぁヒントは掴めてきたのでなんとか固めていきたいです。
更に今後の演奏会で吹かなければならない曲が...
・茶の湯音頭(作曲:菊岡検校)
・春の夜(作曲:宮城道雄)
・北海民謡調(作曲:宮城道雄)
・頌和楽(作曲:中尾都山)
で、他にも生田流箏曲清絃会さんから110周年を記念する演奏会の依頼があるらしく、なんだかもうワケが判りません。吹き方に悩んでいる間に譜面だけが増えていきます。「当分は準師範試験に注力」だなんて甘かった...。
2005年05月17日
尺八免状はカネ掛かり過ぎ [ 尺八修行 ]
都山流尺八は、入門してから上達するごとに、初伝、中伝、奥伝、皆伝それぞれの免状を、師匠の判断でご下付くださるよう申請し、準師範以降は試験を受験して免状を頂くシステムなのだそうです。
今回、僕は準師範まで全ての免状を一気に取得するコトになりますが、それぞれの段階全てに万単位の免状料金が掛かるコトを知り、あまりの出費に萎えそうです(汗)。
このシステムについて詳しく見ると、いろいろツッコミたいところはあるのですが、なんかハッキリ書いたらまずそうな気もしてきています(大汗)。ですが、結果だけは言いましょう... 246,500円也(滝汗)。
2005年05月16日
特訓開始 [ 尺八修行 ]
師匠よりTELがあり、いよいよ準師範試験に向けての特訓を始めて下さるとのコト。ほぼ毎日、2時間のお稽古は大変ですが、自分のためにそれだけの時間を割いて下さる師匠に感謝し、いい結果を出したいと思います。
習い事をする人にはふたつのタイプがあるそうです。同好の仲間と楽しい時間を過ごしたい人と、厳しい練習に耐えて己を磨きたい人。そして僕は後者なのです。
僕は両親と同居していますが、何だかんだで家族にも協力して貰っていますね。お稽古は夕方からなので、食事の時間とか母親に気を遣わせてしまいそうです。感謝の気持ちを忘れずに、修行します。
2005年05月10日
日本尺八連盟準師範試験 [ 尺八修行 ]
師匠の「田中寒山」先生より、8月に東京で行われる「日本尺八連盟」準師範試験を受験するよう連絡がありました。3ヶ月前のこの時期に課題曲となる可能性がある17曲程度が発表になり、1ヶ月前に確定するとのコト、早速指定の楽譜を購入してきました。今月から毎日特訓して下さるそうです(汗)
秋田に帰ってきてラッキーなのは、邦楽器専門店が自宅から徒歩5分の場所にあるのです(笑)。「梅屋楽器」秋田店はご近所さんでもう仲良し。都山流尺八の譜面はほぼ完備だし、大勢の会派が参加する演奏会でもコチラの店長ご夫妻が、楽器の搬入からセッティングまで全て面倒を見て下さいます。なんとも頼もしい。
実は、在京時代の師匠「石倉光山」先生は「都山流尺八楽会」に所属されています。田舎に帰ってきた当初は、都山流の中に会派があるコトなど全く知りませんでした。そもそも免状を取るのが目的ではありませんでしたし、その取得については両方の師匠に義を立てるためあえて取らない、という選択も考えました。
ですが、尺八修行の流れと言いますか(大汗)、寒山先生にはまだまだ未熟な僕を大ホールでの演奏会に出演させて頂いたり、ほぼ毎月何らかの演奏会がある今の環境を与えて下さったコトに感謝していますし、光山先生にも「それはとても幸せですよ、僕も安心です」と仰って頂き、現在の環境を大事にするコトに決めました。
僕は素晴らしい師匠に恵まれていると思っています。でも、会派の分裂とか事情は知りませんし、知りたくもありません。これから尺八の修行をする者にとって、このような悩ましい現状は単なる足枷でしかないと思います。やはり複雑な想いがありますね。
2005年05月05日
東京に行ってきました [ 尺八修行 ]
5月2日から本日5日まで東京に行ってきました。初日は党首の「光が丘公園雨上がり?病み上がり!?LIVE」終了後の打ち上げ(?)に参加させて頂きました。自分でも気にしており、ある程度直したつもりだったのですが、カリ吹きのクセを指摘され、しょぼ〜ん... でも、党首との語らいの時間は楽しかったです。尺八女はづはづさんの音色も噂どおり素晴らしかった。
翌3日は東京在住時代の師匠、石倉光山先生のお父上、央山先生にレッスンして頂きました。で、やはりカリ吹きを指摘され、しょぼ〜ん... 直します、絶対直します。先生には一歩二歩先の指針を示して頂き、とても有り難く思いました。今回はスケジュールがタイトで、1回しか通えなかったのが残念です。
友人ご夫妻宅に宿泊し、友人達も集まってくれ、ちょいと尺八を吹いてみたりしましたが、「凄く上手くなったよね〜」と言ってもらいました。しかし、詩吟をやっている友人に「僕の後ろで尺八吹く人は、息が全部音になってる感じです、かすれた音は聴こえませんよ」とズバリ指摘され、またまたしょぼ〜ん... 僕はまだまだ修行が足りません。調子が良い時と悪い時の差が大きすぎるんですよね。上手くなりたい。