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2007年04月12日

楽器が暖まらない  [ 尺八修行 ]

 先日、久しぶりにお会いした兄弟子の前で音出しをしたら、「アレ? 尺八替えた?」と言われました。音が変わったというコトらしいのです。まぁ、確かに自分でも半年前とはちょっと違ってきてるなとは思いますが、一番変化を感じるのは、「何故か最近尺八が暖まらない」というコトです。

 以前は吹き始めに歌口付近が熱くなって露が付き、露切りで拭き拭きしながらウォーミングアップをして楽器全体が暖まるのを待つ、という感じでしたが、2ヶ月くらい前から最初に中継ぎ部分が暖まるようになりました。そして現在は殆ど尺八が暖まりません。

 おそらく歌口のエッジを境に管内に入る息が減ったのだと思いますし、「外吹き」や「内吹き」の理屈で言う「息の偏り」から考えると良い方向なのでしょう。しかし、より強く息を入れようとするとある段階から途端に音色が弱くなります。

 最近、音色に対する理想が見えてきたのですが、それが見えたぶん現状に満足できず、悶々とする日々です。

投稿者 鈴木幻山 : 2007年04月12日 20:59

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