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2005年05月10日

日本尺八連盟準師範試験  [ 尺八修行 ]

 師匠の「田中寒山」先生より、8月に東京で行われる「日本尺八連盟」準師範試験を受験するよう連絡がありました。3ヶ月前のこの時期に課題曲となる可能性がある17曲程度が発表になり、1ヶ月前に確定するとのコト、早速指定の楽譜を購入してきました。今月から毎日特訓して下さるそうです(汗)

 秋田に帰ってきてラッキーなのは、邦楽器専門店が自宅から徒歩5分の場所にあるのです(笑)。「梅屋楽器」秋田店はご近所さんでもう仲良し。都山流尺八の譜面はほぼ完備だし、大勢の会派が参加する演奏会でもコチラの店長ご夫妻が、楽器の搬入からセッティングまで全て面倒を見て下さいます。なんとも頼もしい。

 実は、在京時代の師匠「石倉光山」先生は「都山流尺八楽会」に所属されています。田舎に帰ってきた当初は、都山流の中に会派があるコトなど全く知りませんでした。そもそも免状を取るのが目的ではありませんでしたし、その取得については両方の師匠に義を立てるためあえて取らない、という選択も考えました。

 ですが、尺八修行の流れと言いますか(大汗)、寒山先生にはまだまだ未熟な僕を大ホールでの演奏会に出演させて頂いたり、ほぼ毎月何らかの演奏会がある今の環境を与えて下さったコトに感謝していますし、光山先生にも「それはとても幸せですよ、僕も安心です」と仰って頂き、現在の環境を大事にするコトに決めました。

 僕は素晴らしい師匠に恵まれていると思っています。でも、会派の分裂とか事情は知りませんし、知りたくもありません。これから尺八の修行をする者にとって、このような悩ましい現状は単なる足枷でしかないと思います。やはり複雑な想いがありますね。

投稿者 鈴木幻山 : 2005年05月10日 19:49

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