« 2010年08月 | メイン | 2010年10月 »

2010年09月15日

ご存じなら教えて下さい  [ 雑記 ]

 噂によると9月13日(月)頃、地元FMラジオで僕の話しが出ていたそうです。しかし、どんな内容なのかはさっぱり分かりません(汗)。誰がどんな番組で喋っていたのか、ご存じの方はご一報下さい m(_ _)m

投稿者 鈴木幻山 : 15:29 | トラックバック

2010年09月01日

続・尺八の音階を考える  [ 尺八楽理 ]

 以前、5つの調子のメジャースケールを使えるようにしたい、と書きました。しかし、最近ちょっと考えが変わってきており、エントリーにまとめてみたいと思います。内容が少々専門的になるのはご容赦下さい、音階は全て八寸管の場合です。

 7音階スケールで複数のパターンを自由自在に扱えるのは理想としてはありますが、あまり実践的では無いようです。実際、Bruce Huebnerさんの「JAZZ SHAKUHACHI」教則DVDではペンタトニック(5音階)スケールを中心に解説しています。

 同DVDを参考にすると、基本となるメジャーペンタトニックはGに始まり、基音を4度ずつ上げて最後はF#にまで達します。実に8つのキーを自在に吹きますが、Abから先はかなりキツいコトと、僕なりにはD調も必須と考えますから...

 D → G → C → F → Bb → Eb

 上記各音を基音にしたメジャーペンタトニックの6パターンを、まずはマスターするのがいいと思います(尺八の基本音階ではFがルートです、念の為)。コレは以前ご紹介した「表吹きや裏吹き」という概念ではなく、満遍なく扱えるようにしたいですね。

 そしてこの時、各基音をルートとしたメジャーコードがバックに鳴っていると想定して吹くのが普通ですが、ピアノのJonathan KatzさんはHuebnerさんのご要望で、2ndをルートにした7(9)sus4コードを弾いています。

 コレはシンコーミュージック社のギター教本「ペンタトニック虎の巻」で紹介されている「メジャー・ペンタ・スターティング2nd」スケールに相当します。同書より一部引用しますと...

「メジャー・ペンタの2ndをルートにモード転回したもので(一部略)『君が代』のメイン・スケールでもあります」とのコトで、非常にいいハーモニーを得られますね。メジャー系ですが、民謡的な響きにはなりません。

 他にも学習しなければならないスケールは(都節音階や琉球音階を含めて)幾つかありますが、まずはココから始めてみるといいでしょう^^

関連:
尺八の音階を考える
表吹きと裏吹き

参考:
Bruce Huebner & Jonathan Katz, Jazz Shakuhachi Video
シンコーミュージック社ペンタトニック虎の巻

投稿者 鈴木幻山 : 11:09 | コメント (2) | トラックバック