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2009年04月27日

船川リサイタル鑑賞  [ 雑記 ]

 少々古い話しで恐縮ですが、4月11日(土)に「船川利夫追悼リサイタル」を鑑賞する為に上京しました。当日の昼間に時間があったので、日本尺八連盟の大先輩である飯吉翔山先生にレッスンをお願いし、お時間をお取り頂きました。

 お稽古場は尺八の「泉州工房」さんで、以前から同工房の尺八には興味がありましたし、カラオケ尺八のCDも販売なさっているので興味津々でお伺いです。明るく清潔な雰囲気にはとても好感が持てました。

 飯吉先生と直接お会いするのは初めてですが、メールのやり取りも多いですし、パソコンでのビデオチャットの経験もありますから、すんなりと対面できました。そしてそのレッスンは、現在の僕に必要なコトが何でこんなに判るんだろう? と思わずにいられない的確で実践的なものです。メリカリのアンブシェアやタンギング、尺八らしさの要素の強弱等、現代的な尺八奏法のベースとなるテクニックを丁寧にお教え頂きました。

 レッスンが終わってからも、リサイタルへ向かうまでの時間に色々と談笑させて頂き、泉州カラオケCDを始め沢山のアイテムをゲットしてきました。尺八の試奏もさせて頂きましたが、どうにも遠慮してしまいがちだったので、今になってもっと吹かせて貰えばよかったと後悔しています(笑)。

 そして船川利夫追悼リサイタルは、それはそれは素晴らしい演奏会でした。名曲の数々を現代の名演奏家達が次々と奏でていく至福の時間は夢心地です。終了後はなんと、2Fレストランを借りて飲食の場もありました。ビールを頂きつつ、主宰の永瀬憲治氏は勿論、藤原道山さんにもご挨拶させて頂きました!!! あまりにも場違いで早々と退散してしまいましたが、濃ゆい一日を過ごしました^^

投稿者 鈴木幻山 : 21:00 | トラックバック

2009年04月13日

尺八を始めよう  [ 尺八教室 ]

 地元秋田で尺八教室「現代尺八研究会」を開講する予定ですが、尺八を始めるには最初にどの程度の予算が必要なのか、気になると思いますので書き記してみます。

 まずは楽器本体ですが、日本コンダクター販売株式会社が販売しているABSプラスチック製1尺8寸管尺八「(8,400yen)」でキマリでしょう。安価ですが、抜群の性能を誇ります。「安い割には...」等ではなく、舞台で使用するに何の躊躇いも覚えないというレベルです。

 和楽器店やWeb等でも「完全調律済み」と謳う、比較的安価なプラ管や木管をよく見かけますが、残念ながら名ばかりの粗悪品が数多く流通しているのが現状です。楽器の選定は信頼できる経験者に必ずご相談下さい。尺八の場合は特に、値段と性能が比例しませんし、著名な製管士の高価な楽器が良いとも限らないのです。

 楽器の他には小物の「歌口キャップ(997yen)」と「露切り(630yen)」は必須として、正確なピッチと拍子を得られる「メトロノームチューナー(3,990yen)」が欲しいですし、やはり「譜面台(3,675yen)」も必要ですね。そしてテキストは「鳴るほど・ザ・尺八(都山流/4,200yen)」を使います。

 トータルで22,000yen弱でしょうか。尺八「悠」は僕が常にストックしておくつもりですし、その他のアイテムは秋田市南通の「梅屋楽器店」で全て揃います(価格は梅屋さん調べ)。

 ランニングコストも掛かりませんし、意外とお手頃だと思いますよ^^

【追記】
「鳴るほど・ザ・尺八」の著者、菅原久仁義氏のホームページで、尺八とテキストがセットで10,800yenでネット販売されています。まずはコレで独学で始めてみるのもいいでしょう。不安な点等が出てきたら遠慮無く僕にメールで質問して下さって構いませんので。

投稿者 鈴木幻山 : 19:50 | トラックバック