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2008年07月30日
師範試験へ向け [ 尺八修行 ]
準師範免状の取得からようやく満3年が経ち、師範試験の受験資格を得ました。僕のブログは尺八とは無縁の方々にもお越し頂いているようなのでご説明致しますが、僕の所属する流派「都山流」では、入門してから準師範までは師匠の名前から1文字頂いて竹号(芸名)を決めます。僕の場合は田中寒山師から「寒」の字を頂いて「寒幻」としました。
しかし師範になると、今度は流祖「中尾都山」から「山」の字を頂きます。僕も師匠同様「〜山」になるワケで、尺八吹きにとって、師範免状というのはかなり特別なものと言えるでしょう。この名前は余程のコトがない限り、今後一生変わるコトはありません。そんな師範試験の課題曲が決まりました...
本曲:岩清水(作曲:中尾都山)
歌物:松竹梅(作曲:三ツ橋勾当)
手事:七小町(作曲:光崎検校)
新曲:漁村の曙(作曲:宮城道雄)
現代曲:萌春(作曲:長沢勝俊)
ヤバいス...。岩清水は我が師田中寒山が尺八コンクールで優勝した曲です。師匠の得意中の得意で十八番の曲であり、弟子として無様な演奏は絶対に出来ません。萌春はココ数ヶ月練習していた曲で、候補にあるのは判っていましたが、まさか課題曲に決定するとは... という感じです。
プレッシャーに弱く肝心な時にズッコケる僕なので(汗)、まずは合格すれば良しという気持ちでいようと思いますが、今までに沢山の方々との素晴らしい出会いがあり、沢山のご期待を頂戴しているのも理解しています。コレから1ヶ月足らずですが、最高の結果が得られるよう真剣に向かってみようと思います。
投稿者 鈴木幻山 : 22:32 | コメント (2) | トラックバック
2008年07月05日
尺八日本代表 [ 尺八ニュース ]
尺八日本代表は丹波出身女子高生、濠太剌利で国際大会とのコト。
丹波市市島町出身で、東京芸術大学音楽学部付属音楽高校二年生の井本早紀さん(17)が、五日からオーストラリアのシドニーで開かれる「国際尺八フェスティバル(WSF)」のコンテスト部門に、最年少の日本代表として出場する。世界各地の尺八愛好家をはじめ、日本からは人間国宝の青木鈴慕さんも参加する大舞台。「世界の人に私の演奏がどう響くのか楽しみ」と、声を弾ませている。(前川茂之)
日本の伝統楽器である尺八は、最近は海外で人気が高く、世界中にさまざまな流派がある。WSFは一九九四年から国籍や流派を超えた交流の場として、アメリカや日本で開催されている。約一週間、コンテストだけでなく、琴や太鼓、西洋楽器との競演や、ジャズセッションなど多彩な催しが繰り広げられる。井本さんは尺八の国内最大流派、都山流の指導者である祖父の影響で、十歳から尺八を始めた。二年前には史上最年少で師範試験に合格し、現在はプロを目指している
。
是非頑張って欲しいですね^^
【追記】
日本代表の井本早紀さんが優勝したそうです!!! おめでとうございます^^